今回ご紹介するのは、みんな大好きユニフレーム社の新製品「スティックターボⅡ」でございます。
発売延期を経て、2020年2月29日に正式発売されました。
発売されるやいなや、感度の高いキャンパーの間で、またたく間に口コミが広がり、管理人も遅れを取るまいとゲット致しました。
購入品紹介
- サイズ:Φ16mm(Φ27) 全長209mm
- 材質:ステンレス鋼・亜鉛ダイキャスト・樹脂
- 重量:約140g(未充填時)
- 充填量:約3g
- 使用燃料:市販ライター用ガス
- 原産国:日本
- 価格:¥3,300(税込)
秀逸な点6つ
① 火力調整ツマミ付き
一般的なターボライター同様、火力調整つまみがついており、状況に応じて火力の調整が可能。
今のところマックス火力でしか使用していません。
② 火力が強い
ご覧ください、この火力、直接CB缶やOD缶につけるバーナータイプには劣るものの、定番のSOTOのガストーチとは別次元の火力でございます。
芯に亜鉛ダイカストを採用、衝撃に強い作りになっています。
亜鉛ダイカストとは、
まず代表的な亜鉛ダイカストの特徴といえば、3つの強度がとても高いという優れた特徴を持っています。
引っ張り強さが他の素材と比べると高いことが知られています。引っ張り強さがあれば、部品ひとつひとつの強度が高いということになります。安全性や作業の効率化などにも貢献していると言えるでしょう。
次に耐衝撃性が高いのも亜鉛ダイカストの特徴で、衝撃を受けるとすぐに破損しないため、使用頻度の高い部分の部品などにも適しています。
3つ目は、硬度が高いという特徴です。
普通は硬いと衝撃に弱いという特徴があるのですが、亜鉛ダイカストは衝撃にも強くて硬いのであらゆる部品に使われるのです。
出典:太陽パーツ
これなら太い薪も、バトニングさえしておけば、直接の着火も簡単にできそうです。
③ 風に強い
ターボタイプのため、風が吹く環境でも使用が可能、火が消えにくい。
ただし、あまりの強風だと使用できない場合があります。
④ ガス充填が可能
ガスを充填して、繰り返し使用することができ、環境的にエコであります。
SOTOのトーチは市販のCB缶で充填できるのに対し、スティックターボⅡはライター用ガスのみ対応となってます。
ガスの入手性は多少劣りますが、頻繁に行うことではないので、そこまでは気にしてません。
私は、日本製ライテック社の高純度液化ガスを使用しております。
⑤ 料理の仕上げが簡単
他にも炙りもの、ピザの焼き目入れなど料理の仕上げのも効率よくできそうです。
⑥ 使用が簡単
セーフティロックを外し、ボタンを押し込めば、片手2アクションで着火が可能。
ちょっと残念な点5つ
① 先端部の径が太い
先端の外径は約16mmあり、高火力と引き換えに、パイプ部分が太くなっています。
致し方無い部分ではありますが、ランタンなどの着火に不向きなアイテムとなってます。
② 火力調整つまみが固い
安全性を考慮した設計かもしれませんが、硬すぎて微調整が難しいです。
着火中に間違えて、火力調整ができないよう固く設計されていると思われますが、そもそも着火ボタンの下に配置する必要ないんじゃないかと思います。
ボタンから離れた位置に配置して、つまみをもう少し緩くするとさらに使い勝手が良くなるでしょう。
③ 着火時間制限
④ 火がつかない
火力を最小にすると着火しにくいことがあります。
ネットで調べてると初期不良ではなく、推測ですが、充填ガスの種類や品質によるものではないかと思います。
⑤ 使用温度制限がある
説明書には、5℃以下の環境で火か付きにくいと記載があり、この辺りはガスライター全般の弱点じゃないかと。
対応方法としては、冬キャンの時に常に懐で温めておくのがセオリーですが、図体がでかい分嵩張るため、保温の工夫が必要です。
注意点
ポケットに入れるには少し大きいので、テーブル上の手の届く範囲に置くのが基本です。
あるいは、エプロン、焚火ベストのポケット、専用ケースに入れて携帯する形になります。
管理人は寒い時期、DEVISE WORKS PRODUCTSの「キャンプベスト」にいれっぱにしています。
出荷時は、検品するため少量のガスしか入ってなく、仕様前にユーザーがガスの充填を行う必要があります。
カスタム
大人気スティックターボⅡのカスタムも流行し、様々なガレージブランドからカスタムパーツがリリースされています。
管理人は半年待ちしたasimocraftsさんのasigrip_t2Wを入手したのでレポートさせて頂きます。
asigrip_t2W
- サイズ:51mm x 31mm
- 重量:6g
- 素材:ウォルナット
- 価格:6,000円 (税込み)
- サイズ:16mm x 100mm
- 材料:スチール
- 重量:25g
- 付属品:ネジ2本 (1本が予備)
- 価格:2,200円 (税込み)
t2_pipeは純正のステンレスパイプより7g重いです。
交換手順
① パイプのネジを外す
#0サイズの精密プラスドライバーを使って、オリジナルのシルバーのパイプネジを外します。
② t2_pipeを装着
t2_pipeを装着し、ネジ穴を合わせ付属のネジで止めます。
黒のパイプがライター全体に引き締まった印象を与え、asigrip_t2Wとよく合います。
同じ黒のネジを用意してくれる点もガレージブランドならではの心遣い。予備まであるのもさらにありがたい!
③ 台座のネジを外す
#00サイズの精密プラスドライバーを使用して、底部にある台座の2つのネジを外します
黒い部分の台座とステンレスのグリップを外します。
④ asigrip_t2Wを装着
asigrip_t2Wは、非常に薄く加工されているため、乱暴に扱うと割れてしまう可能性があります。
管理人は最初に入手した物はサイズが合わず、装着時に割れてしまいました。
その旨をasimocraftsさんに連絡したら良品に交換してくれました。
ユニフレームステックターボⅡ以外のギア (GOAL ZEROなど)への装着時の破損は保証外となりますので、ご注意ください。
asigrip_t2Wは納期が長いので、予約受付開始の瞬間に注文を入れることをおすすめします。
予約日:2020年11月7日
納品日:2021年4月3日
装着後のオイルアップも忘れずに!
「t2_pipe」はサビやすいので、「asigrip_t2W」のオイル手入れ時に、ついでに塗ってあげています。
CHIBI_GURI
いつでも指先で「ニギニギ」欲求を満たしてくれる、同じasimocraftsのミニグリップグリップ。
赤珠のウッドビーズを付けると、スイッチの赤とマッチしてオシャレ度アップです。
まとめ
機能的なデザインでギア感強めの道具ですので、ギア好きな方にオススメです。
asigrip_t2Wを付けたことで、グリップ感が向上し、オリジナルのステンレスグリップより格段に握りやすくなりました。
もちろん見た目も木の温もりがプラスされて愛着が湧きまくります。
asigrip_t2Wを細心の注意を払いながら露出している白いプラスチック部分に被せていきます。