焚き火に絶対に欠かせないアイテムが薪バサミです。
「MAKIBASAMI」は巨匠neru design worksとasimocraftsのダブルネーム作品になります。
鉄と木材グリップの組み合わせが定番でありながら、他の薪バサミと一線を画すスマートさと品格があります。
一般的な薪バサミにない作り込まれたファンクションも多々あり、一度使ったらほかの薪バサミが使えなくなりました。
購入品紹介
- サイズ:400mm
- 重量:460g
- 素材:鉄、ナラ材
- 生産国:日本
- 価格:14,000円 (税込み)
グリップは半時計回りで取り外し可能。
秀逸な点5つ
① スタイリッシュ
鉄とナラ材の無骨な質感と機能性を融合した秀逸なデザイン。
名栗掘りと呼ばれる飾彫りがほどこされたアシモクラフツを象徴するグリップが取り付けられています。
「名栗(なぐり)加工」は、角材や床などに独特の削り跡を残す加工手法、古くから日本建築の様場所で使用されてきました。
握り心地の良いグリップは一度掴んだら手放せなくなります。
マイナスネジが浮かないよう、鉄パーツと同じ素材で揃えるほどのこだわりっぷり。
シンプルで無駄のないデザインは、キャンプサイトに置いてあるだけで絵になるギアです。
② 適度な長さ
全長39cmは薪の扱いやすさ、くべりやすさが丁度良い長さであります。
長さが絶妙に良い。
短すぎると手が熱くなりますし、長すぎると重くて薪が扱いにくくなりますので、試行錯誤の後に算出した最適解です。
solo stove レンジャーのような深さのある焚き火台に薪をくべるときにその真価を発揮します。
③ 薪を掴みやすい
見た目だけではなく、薪バサミとしての性能もピカイチです。
太めの広葉樹の薪もしっかりつかむことができます。
トングタイプは握力で薪を掴むのに対し、「MAKIBASAMI」は「テコの原理」を利用しているため、より重い薪を掴めます。
また、薪の真ん中部分でなくても掴むことができるため、薪ストーブのような奥行のある暖房器具にも対応できます。
④ マルチファンクション
「薪を掴む」という基本的なこと以外にも様々な性能があります。
リフター
先端がフラットで延長線上に突起が設計されており、ダッチオーブンの蓋などを持ち上げるリフターとして使用できます。
火かき棒
焚火の際に薪を入れて終わりだけでなく、火力調整のために薪をならしたり、先端部分を火かき棒として使え、薪を砕いたり、一日中火遊びが楽しめる最高のギアです。
⑤ 経年変化
本体は無骨な鉄で出来ており、経年変化でサビが発生します。
ナラ材のグリップも使用して行くうちに、色濃くエイジングしていきます。
ユーザーが使い込むことで味わい深いアイテムへと成長していきます。
新品よりも使い込んで初めて完成するギアです。
残念な点3つ
① 先端がズレる
鉄部分を踏んでしまったり、重い荷物がのったり、または繰り返し使用していく内に薪を掴む先端部分に歪みが発生し、嚙み合わせがズレます。
手で簡単に治せますが、ネジ部分に負担がかかりますので、出来れば丁寧に使いたいです。
② 細かい作業が苦手
太くて重いを扱うのは得意ですが、細かいものを掴むので得意ではありません。
管理人の修行が足りないだけかもしれません。
sanzoku mountainの「zari」のようなトング型と使い分けた方が効率的です。
③ 入手困難
以前は予約すれば3ヶ月程度で入手できましたが、現在は長らく予約を受け付けてません。
メンテナンス
グリップ部分はルーティンワークで蜜蝋ぬりぬりしてメンテナンスを行います。
ナラ材のグリップは使用していくうちに色が深くなり、木のエイジングが楽しめます。
鉄部分はサビていく感じを楽しみたいので、特に手入れはしてません。
サビがイヤという方は「KURE 5-56」などで防錆しておくとよいでしょう。
まとめ
まさにキャンプに行けば行くほど成長する「育てるギア」としてキャンプライフを豊かなものにしてくれる神器です。
何もしなくても、ついついいじりたくなる