「燃えすぎる焚火台」として、キャンプ界にその名を轟かしてた「solo stove」、すでに何個も焚火台も持っている管理人は気になるものの、なかなか購入に踏み出せませんでした。
界隈で有名なインフルエンサー@papagoniannnさんの美し過ぎる写真に背中を押され、ついにsolo stoveモデル「レンジャー」を購入いたしました。
他に類を見ない火力は前評判通りで、その生き物のような炎は見る人を虜にする最高の焚火台です。
solo stoveとは
solo stoveとは、「頑丈で軽量、環境に優しく燃焼効率もよくて使いやすい」をモットーに、2011年にアメリカで誕生したアウトドアメーカーです。
最初は小さなガレージから始まり、理想の燃焼効率を追求し「二次燃焼」形にたどりつき、焚き火ストーブ会で確固たる地位を築きました。
日本での正規輸入代理店は「株式会社アンプラージュインターナショナル」さんになります。
購入品紹介
- モデル:レンジャー
- サイズ:H317 x Φ381mm
- 重量:6.8kg
- 材質:ステンレススチール (SUS304)
- 付属品:取扱説明書、ファイヤーリング、スタンド、収納袋
- 生産国:中国
- 価格:36,300円 (税込み)
2019年に日本上陸した「レンジャー」というモデルをチョイスしました。
手持ちのヘキサテーブル「クミ次郎ンドル」にぴったりサイズの焚火台になります。
一つ上のサイズのモデル「ボンファイヤー」よりも一回り小さいファイヤーピットです。
「RANGER KIT」を購入するとこで本体以外にと専用スタンドと収納ケースが付属されます。
専用スタンド使用時の高さはファイヤーリング込みで約405mm。
ファイヤーリングのさりげない「炎」マークもかわいい。
火床及び灰受けは取り外しできない仕様。
火床は、中心部に向かって山なりデザインとなっており、歪みに強い工夫がされています。
内部サイズの高さが25cmに対し、管理人がよく使う30cmの薪がこんな感じで入ります。
使用方法
その燃焼効率を検証するため、焚き付けを使用せず、市販30cmサイズの広葉樹の薪そのままで着火してみました。
着火剤3個の上に「井の字」に薪の重ね、ライターで火をつけるだけ。
一切手を加えることなく、5分程度でここまで燃え上がりました。
うちわバタバタとは無縁の焚火台です。
秀逸な点6つ
① シンプルなデザイン
本体素材はオーステナイト系ステンレス鋼の代表的な「SUS304」が使用されています。
新品の状態はピカピカで、ミニマムで無機質な佇まいに機能美を感じます。
火入れした後のくすんだ色もなかなか味があります。
② 抜群な燃焼効率
焚き火台に「二次燃焼」というシステムを最初に導入したパイオニアメーカが「solo stove」です。
「図01」で熱された空気により上昇気流が発生し、底部の通気孔から空気が吸い込まれ、より高い燃焼効率で薪などを燃やし続けます。
薪が着火してすぐ燃えるのは「可燃ガス」で、あの目にも染みる白い煙の正体です。
この「可燃ガス」が一度の燃え切ることはなかなかありません。
燃焼室上部の通気孔から排出された熱された空気が炎となり、より高い温度で2回目の燃焼、すなわち「二次燃焼」を生み出し、「可燃ガス」をも完全に燃やし、ほとんど煙のない燃焼を実現。
煙すら燃やしてしまいます。
そのため、現地調達したちょっと湿っている薪や落ち葉でもガンガン燃やすことができます。
圧倒的な「二次燃焼」が美しく、ついつい見とれてしまいます。
③ 燃焼時の煙が少ない
前述「二次燃焼」のおかげで殆ど煙のない焚火が楽しめます。
そのため、髪の毛や洋服に焚き火の臭いが付きにくいです。
さすがに、着火時は多少の煙が出ます。
④ 灰が少ない
焚き火台によっては「燃えムラ」があり、燃えきれない薪が残ってしまうことががりますが、「solo stove」にはそれがほとんどありません。
「万象一切灰燼と為した」ような燃え後です。
出典:BLEACH
⑤ 設置が簡単
キャンプ場について10秒で組み立てが可能。
その代わり収納は嵩張りますけど。
⑥ ヘキサテーブルへのダメージが少ない
前述通り、「レンジャー」はTheArthの「次郎」サイズのヘキサテーブルにピッタリ入るサイズです。
管理人の「クミ次郎ンドル」とのマッチングも完璧です。
通常の焚火台は、横へ熱拡散しますが、solo stoveは上へ熱が抜けるイメージです。
ヘキサテーブルにドッキングする際はこの隙間 (クリアランス)が狭い方が見た目のバランスが良いです。
そのため、どうしても木製のヘキサテーブルへのダメージが心配になりますが、solo stoveはその心配がほぼなく、手をかざしても熱く感じません。
風が強いコンディションだと、炎が煽られてテーブルが焼けるリスクはありますので、
強風の日はそもそも焚き火を控えましょう。