今回は言わずと知れた日本燕三条が世界に誇るユニフレームさんのミニグリル「ユニセラTG-Ⅲミニ」をご紹介いたします。
ユニセラTGシリーズはコンパクトかつ堅牢な作りで、ユニフレームさんのファイアグリル、焚き火テーブルと並ぶ名作で大人気なロングセラー商品です。
ちなみに、現在の「TG-Ⅲ」は様々な改良が反映されたサードジェネレーションになります。
購入品紹介
- 使用時サイズ:170 × 250 × 190mm
- 収納時サイズ:170 × 165 × 85mm
- 素材:ステンレス鋼、特殊セラミック
- 重量:1.85kg
- 付属品:収納ケース
- 原産国:日本
- 発売時期:2020年2月15日
- 購入価格:7,900円 (税込み)
一応2020年限定品になりますが、2018年も限定品と謳って販売されてました。
はやり再販の声が多かったに違いない。管理人もそのうちの一人です。
使用シーン
管理人はソロ用としての焼肉グリル及び家族で焚き火を囲む際のセカンドグリルとして使用しております。
焚き火でタークフライパンやダッチオーブンを使用してメイン料理を作りつつ、ユニセラTG-Ⅲミニでちょっとしたさサイド料理を作るスタイルです。
焼肉はもちろん、缶詰、スキレットを使ったアヒージョ、焼き鳥など様々なサイドが作れます。
卓上に置くにはユニセラTG-Ⅲは少し大きいので、ミニの絶妙なサイズ感が気に入っています。
秀逸な点5つ
① 堅牢な作り
ユニフレームは元々ステンレスを中心とした金属加工が得意なメーカーですので、ユニセラのような製品の完成度が当然のように高いです。
少し重量はありますが、多少の風ではビクともしない上、スキレットやREADYMADE PRODUCTSのダッチオーブンなど重さのあるものを載せてもぐらつくことはありません。
さすが金属加工の町「燕三条」のメーカーというところです。
また、ステンレス製でサビに強く、使用して行くうちに多少のゆがみが出ると思いますが、長く使えそうな一品です。
② コンパクト
テーブルの上では場所を取らず、コンパクトに調理できるのはもちろん、収納時も170×165×85mmで収まるため、常にスノーピークのシェルコンに収納しています。
③ 効率的な燃焼システム
ユニセラTG-IIIは、V字の底部から風を吸い上げ、空気を大量に供給する構造になっています。
内側にセットされたセラミックパネルが、熱せられることで遠赤外線の熱を効率よく焼網まで伝えます。
セラミックパネルとステンレスボディの間にはバネ材を設置し、断熱のための空気層を設けています。
平たく言うと、セラミックパネルが炭の遠赤外線を効率的に増幅させ、そのおかげで少量の炭でもしっかり食材が焼けます。
よって、炭の消費量が減りや最後に残る灰も少なく済みます。
管理人はロゴスのエコココロゴスの炭を愛用しており、炭一個の収まりがよく、着火も早いためです。
着火は同じユニフレームの「スティックターボⅡ」がおすすめです。
④ 火力調節が可能
焼き網の向きを変えることで、炭からの距離が変わり、強火~中火くらいの調節が可能。
調整できる網の高さは3cm程度で、さすがに弱火やとろ火は難しいです。
「炭の量」プラス「網の向き」で火力調整します。
⑤ 分解洗浄が可能
考え抜かれた構造は分解時に実感できます。
なんと工具なしで分解することが可能です。
本体下の蝶番の連結部に1本の棒が留め金となっており、ストッパから外せば、簡単に2分割できます。
分解された本体のステンレスパーツとセラミックパネルは洗剤や重曹などでガシガシ洗うことができます。
セラミックパネルを扱う際にはご注意ください。変な力が加わると割れる恐れがあります。
残念な点3つ
① セラミックパネルが汚れる
残念ながら、最初は真っ白できれいだったユニセラ心臓部のセラミックパネルも一度使用すると汚れてしまい、二度と白さば戻りません。
アウトドア道具ですので、そこまで神経質にはなりませんが、お気に入りの道具は綺麗に使いたいものです。
実際、汚れをバーナーで焼き切ればある程度綺麗にはできますが、どうしても汚れが気になる場合は、交換パーツの購入をおすすめ致します。
セラミックパネルの交換時はプラスドライバーが必要になります。
2つのネジを外せばセラミックパネルを取り外せます。裏にはばねのようなパーツがパネルの固定の役割を果たしています。
色々予備パーツが充実しているのは大手の強みですね。
② 組み立て・撤収が手間
慣れてしまえば、30秒程度で組み立てや撤収ができます。
ただ、バーゴやピコグリルなどワンタッチや数秒で組み立て可能なグリルがある中、特に撤収時に冷えてから分解になるとどうしても手間に感じてしまします。
③ 専用パーツの供給が不透明
限定品であるゆえ、長期的に専用パーツの供給が心配です。
定番品の「ユニセラTG-Ⅲ」と共通しているセラミックパネルなどは心配ないのですが、焼き網や受け皿などのミニ専用パーツはいつ在庫がなくなるか読めないので、替えの網を一枚とりあえず確保しておきました。
オプション・関連パーツ
ユニセラ鉄板
別売りで購入すれば鉄板焼きもできちゃいます。
ユニセラトング
ユニセラトングは卓上グリルでの焼肉に最適なトングです。
名前に「ユニセラ」が入っているくらいユニセラTGシリーズの相棒的存在です。
つなぎ目なしで、一体型で成型されてる上、前端が卓上をつかない設計で衛生面もGOODです。
定番のシルバー(ステンレス)と2020年新製品のブラック(ステンレス鋼フッ素加工)の2種類で、それぞれ生肉、焼けた肉の使い分けをしています。
バーナーシート
ユニセラTGシリーズ独自の燃焼システムは、本体とセラミックパネルの間に空気の層を作り出すとこで、ある程度の断熱効果もあります。通常使用では下のテーブルが素手で触れるくらいの熱さにしかなりません。
火の粉が落ちる可能性を考え、木製テーブル上で使用される場合は念のため、バーナーシートなどの断熱剤を敷くことをおすすめいたします。
スタンドゴム
ゴム脚は一番失くしがちなパーツですので、予め予備品は購入済みです。
まとめ
一家に一台あっても良いくらい、ユニセラTGシリーズは完成されたグリルです。
随所に感じるMade in Japanのプライドに購買欲がそそられます。
用途、人数に合わせて、是非お気に入りのサイズを見つけてください!