スノーピーク不朽の名作「シェルフコンテナ」通称「シェルコン」、「収納棚を持ち運ぶ」発想で作られ、一台で二つの機能を持ち合わせています。
シェルコンをキャンプ始めた初期から愛用し、そんなシェルコンの良し悪しについてシェアできればと思います。
購入品紹介
- 型番:UG-055G
- サイズ:625 x 405 x 270(h)mm
- 重量:5.5kg
- 容量:約50L
- 最大積載重量:~20kg
- 最大積重ね数:3段
- 材質:スチール(ガルバニウム鋼板)、ステンレス、竹集成材
- 付属品:取扱説明書
- 原産国:日本製
- 価格:12,200円 (税抜き)
サイズ50/25共に4つのゴム脚が底部に配置されています。
底部の四隅はプラスチック製の脚パーツが装着されています。
脚パーツも50/25で共通サイズとなります。 (左が25、右が50)
脚は消耗品のため、脚パーツL/Rセット (UG-025G-001)で購入ができます。
※左右セットでの販売となります。
- 型番:UG-025G
- サイズ:520 x 325 x 210(h)mm
- 重量:3.6kg
- 容量:約25L
- 最大積載重量:~20kg
- 最大積重ね数:3段
- 材質:スチール(ガルバニウム鋼板)、ステンレス、竹集成材
- 付属品:取扱説明書
- 原産国:日本製
- 価格:9,600円 (税抜き)
サイズ50の使い勝手がよかったのと、日に日に増えていくギアを収納するためにサイズ25も購入しました!
サイズ50と比べるとかなりコンパクトに感じます。
あまり知られていませんが、50と25のデザインが微妙に違いがあります。
秀逸な点6つ
① スタイリッシュなデザイン
スノーピークらしい洗練されたデザインで、リリース当初から正真正銘のロングセラーです。
そのデザイン良さが評価され、2013年グッドデザイン賞を受賞し、お墨付きのオシャレさです。
キャンプなどのアウトドアだけではなく、ガレージやお部屋など様々なシーンでの使用にマッチできる。
② 頑丈
本体の素材は耐食性、耐熱性、犠牲防食機能のあるガルバニウム鋼板を使用。
一般的なの鋼板よりも、耐久性に優れ、アウトドアに適したヘビーデューティー仕様です。
ガルバリウム鋼板とは、米国のベスレヘムスチール社で開発されたアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。そのめっき組成は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%からなっています。
アルミニウムの長期耐久性と耐熱性に、亜鉛のガルバニックアクション(犠牲防食作用)を合わせもつため、使用環境により、亜鉛鉄板(Z27)の約3~6倍の耐久性が期待できる優れた表面処理鋼板です。
出典:日鉄鋼板株式会社
キャンプでラフに扱っても耐久性に不安は全くありません!
ガルバリウム鋼板は錆びにくい加工がされていますが、小さい傷などから錆びが発生することはあります。
本体が濡れた場合は速やかに布などで水分を拭き取り、なるべく乾燥状態をキープします。
③ 変形可能
ロックがを外すことでコンテナ型からシェルフ型へ形態変換が可能。
「収納棚を持ち運ぶ」というコンセプト通り、キャンプ場到着後そのまま「シェルフ」として使用可能。
オリジナルのロック機構は2つの使用形態に対応し、安全面、操作性にも優れています。
キャンプ中、車中、自宅収納時に整理整頓できるコンテナ&ギアの出し入れが自由なシェルフにトランスフォームできるのは、私の知る限りシェルフコンテナしかありません。
しかもスタイリッシュにできるのがまたにくいところです。
④ スタッキング可能
4つのプラスチック製の脚パーツパーツが、コンテナ状態・シェルフ状態かかわらず、下のコンテナにピッタリはまり、ずれることはありません。
コンテナ1個の積載量はMax 20kgで、スタッキングは3個までです。
凄いのは、サイズさえ合えばシェルコンの形態は関係なく使用シーンに合わせてスタッキングできます。完成されたデザインとはまさにこのことです。
毎回どのように積むかを考えるのも楽しいです。
シェルコンのスタッキングは単に「載せて重ねる」ではなく、脚パ―ツに隙間があり、下のシェルコンの本体に「食い込む」形で結合するため、揺れなどにも強く、車の積載で多少のブレーキやオフロードも荷崩れすることはありません。
また、テトリスみたいにきれいに積めた時は何とも言えない爽快感に包まれます。
運搬時は必ずロックが掛かっていることをご確認ください。
⑤ グリップしやすい (カスタムグリップ)
オリジナルのグリップは竹素材で出来ており、自然な風合いでシェルコンに上品なエッセンスをプラスしています。
管理人は下述asimocraftsさんの「asigrip_sc」を装着し、運搬時のグリップ感が大幅に向上しています。
⑥ 収納力抜群
50サイズで50Lの収納ができるシェルコンは当然ですが、収納力抜群です。
スタッキングできるおかげで、縦の空間も活用できます。
車載時は必ずコンテナ(箱)状態にしてください。
残念な点4つ
① 重い
特に50サイズは重く、空の状態で5kg以上の重量があり、様々なギアを収納後大体15~20kgになるため、男性でないと扱うのは難しいです。
特に車への積載時にトランクの奥への積み込みがほぼ不可能で一番手前で積むのがセオリーです。
ある程度積載方法が制限されることを受け入れるしかありません。
腰への負担を考えると最上段はできるだけ軽いギアを入れることを意識しています。
② 高価
他のスノーピーク製品同様、12,800円(税別)という他の類似製品より圧倒的高い価格設定となっています。
それでも、オンラインストアが一年以上の欠品が続いており、スノーピーク、恐るべし。
③ ロックが緩い
前述シェルコンの形態を固定するためのロック機構が使用していくうちに緩くなることがあります。
特に起こりやすいのが車での移動中です。
車の振動でいつの間にかロックが外れ運転中ガチャガチャ音が鳴ることがあります。
④ 蓋がない (オプション品で解決)
シェルコン単体でできることはあるまでも「収納」だけです。
市販のコンテナの多くは蓋つきで、簡易的なテーブルとして使えるのに対し、シェルコンはそれができません。
38exploreの38パレット (パレ男)を使用すればその弱点を打ち消し、大きく機能拡張ができます。
カスタムパーツ
asigrip_sc
- サイズ:25 x 25 x 95mm
- 材料:楢
- 対応製品:シェルフコンテナ25/50共通
- 価格:4,500円 (税抜き)
asigrip_scは2つのプラスネジで固定することで簡単に装着ができます。
しかし、元々リベットでがっちり固定されている竹素材のグリップを外す作業は案外難しく、多くにキャンパーが悩まされてきました。
様々なやり方がありますが、電動ノコギリを使った方法を下記記事にてご紹介しております。
ステッカー
お気に入りのブランドやデザインのステッカーを貼るのは多くのシェルコンユーザーの楽しみでもあります。
どりあえずこんな感じですw
まとめ
使用環境に合わせて自在に変形できますので、持ち主のスタイルで使い方は様々です。
一つ確実に言えるのは、フィール、運搬、自宅で使用できるため、実は一番使用頻度の高いギアです。