火器系ギアが大好きな管理人はついに「Bravo one・10U」を手に入れました。
火力が桁違いに高く、キャンプショップ「Bush de Brunt」のオリジナル塗装で男前度が上がったオムニ石油バーナーについてご紹介したいと思います。
Bush de Bruntとは
Bush de Bruntはほぼ本州の最南端、太平洋を一望できる和歌山県西牟婁郡すさみ町にあるアウトドアショップです。ガレージブランドを始め、ミリタリーテイストの製品が多めなのが特徴。
「Bravo one」を含めたショップ独自の製品が多く、買いたくてもなかなか手に入らないのが現状。
オムニ石油バーナーは業務用としてすでに多くの実績がありましたが、塗装の耐油性が弱いという弱点があり、そこに目を付けたオーナーの橋本さんはオムニ社と交渉を進め、独自の塗装を施した「Bravo one」の販売許可を取得し、現在は供給が追い付けない程の大人気商品になっています。
オムニ石油バーナーの日本での輸入販売元は大阪に本社を置く有限会社オムニになります。
購入品紹介
- サイズ:H360 x W380mm
- カラー:タン (Bush de Bruntオリジナル)
- 重量:10kg (燃料満タン状態で約15kg)
- 燃料:白灯油(JIS1号灯油)
- タンク容量:5L
- 出力:1500~6500 Kcal/h
- 燃焼持続時間:11~20時間
- 付属品:ガストーチ (CB缶用)
- 価格:43,800円 (税抜き)
購入した全ての内容物です。プチプチなどで丁寧に梱包されており、損傷はありませんでした。
各部の名称
ピカピカの燃焼室 (火皿)、真ん中の棒が「ジェネレータ」
2つのハンドルがあり、上の方は「火力調節バルブ」、下の方が「元バルブ」
「圧縮ポンプ」「元バルブ」「火力調整ポンプハンドル」はカスタムをしております。詳細は記事後半でレポートしています。
持ち運びに便利なハンドル
燃焼室内にある灯油を排出するためのドレン。排出の際にはキャップを外すことを忘れずに。
タンク内圧力を抜くための「安全弁」
韓国語は「油量ゲージ」の意味で。満タン5Lの容量になります。
給油口から圧縮ポンプの取り外し可能。
メーカーの取扱説明書やBush de Bruntさんのオリジナル点火要領書つき
- サイズ:φ255mm x H190mm
- 重量:1,250g
- 材質:ステンレス
- 価格:13,800円 (税抜き)
ストーブホヤは別売りになりますが、暖房器具としても使用するユーザーはマストバイです。
運搬時は邪魔な圧縮ポンプを取り外し、Bush de Bruntのオリジナルキャップ「iz73」を装着します。
取り外した圧縮ポンプはBush de Bruntのオリジナルシェリ缶「operation dinner out」に装着が可能。
点火手順
準備
元バルブ・火力調整バルブが両方閉まっていることを確認。バルブに緩みがあると、ポンピング後灯油が燃焼室内に溢れることがあります。
ドレンキャップを外す (点火失敗の場合ここから燃焼室内の灯油を抜きます)
① 給油
圧縮ポンプを外し、給油口に直接給油します。
満タンにはせず、約3/4程に灯油を入れます。
満タンに入れてしまうと、圧縮ポンプを戻す時に灯油が溢れることがあります。
また、安全弁を開いた時にもれだすこともあります。
② ポンピング
圧縮ポンプを締め、10回程ポンピングを行い、タンク内の圧力を高めます。
ポンピングの回数は灯油の量によって異なりますので、灯油が少ない場合は15~20回程行います。
③ 予熱
ガストーチを使いジェネレータを1分程赤くなるまで温めます。寒い季節には2分以上行います。
この手順が最も大事で、しっかり行わないと燃料漏れや不完全燃焼に繋がりますので、気持ち長めに行うのがコツ。
④ 点火
ジェネレータの加熱と同時に下部の元バルブを半回転程ひねり、そして上部の火力調整バルブを開けば気化した灯油に着火します。
元バルブは1/4回転ずつ、ゆっくり回すことがコツで、気化した白い灯油が噴出しポッとした音と共に着火します。
透明に近い青い炎が上がれば着火成功ですが、②の予熱が不十分な場合、黄色や赤の炎になるので、炎が青くなるまでトーチで加熱して続けます。
⑤ 微調整
元バルブと火力調整バルブを調整し、火力を整います。
炎が安定しない場合は、追加ポンピングすれば安定してきます。
また、最大火力にする場合十分なポンピングが必要です。
最初は慣れないかもれしませんが、何度か練習して感覚を掴めば扱うのは意外に簡単です。
消火手順
- 元バルブを閉める
- 炎が完全に消えた後に火力調整バルブを閉める
- 安全弁を引きタンクの圧力を抜く
- 本体が冷めた後タンク内の灯油を抜く
連続燃焼中に火力が不安定になることがあり、大抵はタンク内圧力の低下によるもので程度にポンピングを行うと再び安定します。
注意点
弱火にすると燃焼が不安定になる場合があり、灯油バーナーは基本的には最大火力の状態が一番安定するように設計されていますので、できるだけ最大火力で使用するよう心掛けましょう!
ポンピングが効かない時
ポンピングの効きが悪くなった時は大体、ポンプパッキンの革の乾燥が原因です。
ポンプの上蓋をずらし、上からエンジンオイルなどの粘りのあるオイルを注入して、ポンプ内壁との密着を高めると改善されます。