おしゃれなキャンプ道具を一通り揃い、石油(灯油)ストーブに使う灯油をおばあちゃんちにありがちな赤色のポリタンクに入れて使用するのは絶対に避けたい。
その思いからサイトのコーディネートになじむような燃料タンクを探したところ、ドイツ生まれのhunersdorff (ヒューナースドルフ)というフューエルタンクに出会いました。
Hünersdorffとは
Hünersdorff (ヒューナースドルフ)社は1829年に創業し、家庭用・船舶キッチン用の銅製品の製造を主としてきたが、1940年代からプラスチック製品の製造に着手し、HDPE( 高密度ポリエチレン) 素材を使った様々な燃料タンクや容器を生産し、現在はヨーロッパにおいて燃料タンクの製造分野で第1位のシェアを誇っています。
購入品紹介
- 商品名:hunersdorff FUEL CAN PRO
- 容量:10L
- サイズ:35cm × 16.5cm × 31cm
- 重量:約788g
- 素材:HDPE (高密度ポリエチレン)
- 生産国:ドイツ
- 購入価格:2,980円 (税込み)
ガソリンは日本の消防法の規定により、鉱材以外の燃料タンクで車両を使用した運搬は禁止されているため、入れることはできません。
ガソリンスタンドの給油ノズルは問題なく入ります。
秀逸な点5つ
① デザインが最高にかっこいい
ドイツ製の四角張ったミリタリーなデザインが最高にかっこいい。
② 高い信頼性
ドイツのTÜF規格認証、危険物運搬用として国連(UN)の認証を取得しているため、高い安全性と信頼性があります。
- ガソリン
- 軽油
- ホワイトガソリン
- 灯油
- 燃料用アルコール
密封性も高く倒れても漏れることがないため、安心して車に積載できます。
③ スタッキングが可能
10Lと20Lサイズのもの同士であればスタッキングが可能ですので、うまく積み重ねればスペースの節約になります。
④ 持ち運びしやすい
本体上部にハンドルが設計されており、適度の太さがあり非常に握いやすいです。
⑤ キャップにチャイルドロック付き
キャップは押しながらでないと開けることができないため、小さいお子さんが誤って開けることはありません。
残念な点5つ
① 匂いが漏れる
管理人はマンション住まいで、基本ベランダで保管しております。
灯油が残ってると、窓を開ける際灯油のにおいが風にのって室内まで漂ってきます。
車の運搬時もキャップをしっかり締めたはずなのに、我慢できない程ではありませんが、車内で匂うことがあります。
Bush de Bruntさんのオリジナルシェリ缶「operation dinner out」は全く匂い漏れしないので、匂いが気になる方はそちらをご検討ください。
② 空気抜き穴がない
空気穴 (空気弁)がないため、給油時にスムーズに灯油が出ず、ちょろちょろしかでません。
ここは結構致命的で、10L満タンに入れるとかなりの重量になりますので、腕力がないと給油だけでバテてしまいます。
和歌山県にあるbushdebruntという知る人ぞ知る超コアなキャンプショップから、空気弁を付けたカスタム品が発売されています。
気になる方はInstagramをフォローの上、DMで問い合わせてみてください。
③ 本体色ムラあり
味として受け入れるしかありませんが、海外製の物によくある色ムラがあります。
アウトドア用ですので、傷や汚れがつきもので色ムラなんて気にしません!
④ 給油時燃料が漏れる (対策あり)
保管及び運搬時のキャップはチャイルドロックまでついて、灯油が漏れることはありません。
しかし、給油用のノズルに付け替えた途端、液漏れが発生します。
対策としては、TOTOから発売されている排水管用のパッキンを付けると燃料漏れが完全に解消することができます。
SNS時代の恩恵は大きいですね。
⑤ 注ぎにくい (オプション品あり)
給油時にタンク本体と給油ノズルの両方持ってないと狙った場所に注ぐことはできません。
仲間がいればサポートしてもらえますが、一人で給油を行うのかなりしんどいです。
石油ストーブは一回のキャンプで3,4回ほどの給油を行いますので、都度誰かにジョウゴを持ってもらうのも面倒で仕方ない。
キャンプショップのiLbfさんでヒューナースドルフの純正ノズルを購入しました。
- サイズ:5cm x 11cm
- 重量:40g
- 素材:HDPE素材(高密度ポリエチレン製)
- 価格:990円 (税込み)
- 原産国:ドイツ
本体と同じドイツ製で、TÜF規格認証、UN認定取得済みです。
元々のキャップと付け替えるだけで使用可能です。
注ぎ口内部に空気の通り道があり、スムーズな給油ができるため、前述空気穴 (空気弁)問題も解決できます。
キャップ側、本体との接続部分両方にゴムパッキンが付属しているため給油の際に液漏れも心配無用で一石二鳥。
メーカーとして、ノズルを取り付けたままでの燃料の運搬は推奨していませんが、いちいち付け替えるのが面倒でいつも付けっぱなしにしております。
今のところ車で運搬しても液漏れすることがありません。
行う際は自己責任でお願いします。
まとめ
サイトの端っこに置くだけで様になる燃料タンクはそうそうありません。
色々弱点はありますが、それらを克服できるオプションアイテムも出ていますので、是非活用してください。