「冬キャン」というワードが定着した今、真冬の暖房器具として薪ストーブを導入するキャンパーもひと昔と比べれば劇的に増加しており、キャンプは冬以外の季節で楽しむものというのはもや前時代的価値観になりつつあります。
以前紹介したフジカハイペットのような石油 (灯油)ストーブよりもさらに強力な暖房機能を持ち合わせているのが薪ストーブです。
キャンプショップに行けば多種多様な薪ストーブが並び、目移りしてどれを選んだら良いか分からなくなるユーザーも多いのではないでしょうか?
結論から言いますと、キャンプでの使用前提でしたら、「G-Stove Heat View XL」が最強で最高の選択です。
とはいうものの、世の中に完璧な製品は存在せず、G-stoveの弱点とその対策について余すことなくお伝えできればと思います。
かなりボリュームのある記事に仕上がっていますので、お時間のある時にご一読いただければと思います。
G-Stoveとは
G-StoveはノルウェーのGstove AS社が製造・販売している小型薪ストーブです。
Gstove ASはCEOのRobin Sveen氏によって運営されているファミリーカンパニーで、ノルウェーの厳しい冬のキャンプを楽しむために作られたのがG-Stoveです。
2007年に着想し、2009年に初代プロトタイプが完成しました。それから試行錯誤を経て今の完成された形になったのは2014年頃になります。
日本での正規輸入総代理店は横浜にある株式会社アブレイズさんになります。
国内正規品には、簡易的な取扱説明書兼保証書 (3年保証)が付属しています。
購入品紹介
- 商品名:G-Stove Heat View XL
- サイズ:50 × 47.5 ×290cm
- 重量:約11.3 kg
- 素材:ステンレス
- 耐熱温度: ~1000℃
- 付属品:煙突(5本)、煙突蓋、火格子、灰落とし用スクレーパー
- 原産国:中国
- 価格:68,200円 (税込み)
購入場所
管理人は焚火ギアが特に充実している千葉県三郷市にあるアウトドアショップiLbfさんで購入しました。
店内のに煙を吸い込むダクトがあり、購入前に実際のストーブや焚き火台を使用し、納得してから購入できる店はここにしかありません。
種類
G-Stoveには2種類のサイズがあり、管理人は下記理由は大きい方のG-Stove Heat View XLを購入しました。
相違点 | XL | 小 |
本体の長さ | 50cm | 38cm |
煙突の長さ (単体) | 46.5cm | 36.5cm |
煙突の長さ (総長) | 290cm | 240cm |
重量 | 11.3kg | 9.4kg |
デフォルトでついてる煙突がサイズによって長さが異なります。
購入理由
大は小を兼ねる
大きい幕内で使用する場合はXLサイズでないと暖房能力が不足する可能性がありますので、サイズに迷ったら大きい方にした方が無難です。
調理面積
XLの天板サイズが広いため、同時期複数の料理の調理が可能。
4人くらいのグルキャンでも別の熱源を必要しないのがGood!
薪の長さ
市販の薪の多くは25cm~45cmの長さで販売されています。小さいサイズだと長さ35cm以上の薪が入らず、薪割作業が発生してしまします。
細割を作る分は苦労しませんが、薪すべてを短くするにはノコギリでの作業になるため、とてもじゃないけど対応できません。
本体の長さ50cmあるXLは、通販、キャンプショップ、キャンプ場などで購入できる薪はほぼ問題なく入りますので、安心感が段違いです。
ヘキサテーブル (クミ男ンドル)との相性抜群
管理人が愛用しているTheArthさんのヘキサテーブル (クミ男ンドル)との組み合わせがとにかくカッコよく、これをやりたいがためにG-Stoveを買ったと言っても過言ではない。
小さいサイズだとバランスが悪くなりますので、XLでばっちりマッチします。