オプション
様々なオプションを付けることで、G-Stoveは初めて真価を発揮します。
延長煙突
前述通り、ブラスト効果を最大化するためにできるだけ煙突の長さを出したいです。
また、煙突の先端とテントの距離を長く取ることで、たとえ火の粉舞ったとしても、テントに落ちる前に冷える可能性が高くなり、テントの穴あきリスクが軽減されます。
その距離は50cm以上と言われており、煙突を追加することで理想な高さの出すことができます。
インストールするテントに合わせて煙突の長さを予め計算しておく必要があります。
煙突の計算時は脚の長さ(延長脚使用の場合は延長分も考慮する)、煙突の結合部分を差し引いて計算しましょう。
ダンパー付き煙突
どうせ延長煙突を購入するらな、一本はダンパー付きのを購入することをおすすめします。
G-Stove純正のダンパー付き煙突は長さ25cmと36.5cmの2種類あり、管理人は36.5cmの方を購入。
延長脚 (iLbfオリジナル)
延長脚を使用することで、地面とストーブ本体の間に距離ができ、芝や地面の微生物への影響を最小化できる。
デフォルトの脚は地上9cmに対し、延長脚を装着することで地上約25cmまで高さ出せるため、薪の燃焼をより目線に近い高さで楽しむことができると同時に、薪もくべやすくなります。
G-Stove純正のU字延長脚もありますが、管理人は焚き火ギアの名店iLbfさんのオリジナル延長脚を使用しています。
- 重量: 158g (1本あたり)
- 長さ:33cm
- 装着時高さ:25cm
- 素材:ステンレス
- 価格:10,000円 (税込み)
G-Stove純正のU字延長脚やデフォルトの脚は2本の線で地面をとらえるのに対し、iLbfさんのオリジナル品はそれぞれ独立している4つの点でストーブを支えます。
凸凹したコンディションの悪い地面の場合、純正のU字脚だと不安定にがちです。
それに対し、点で地面に刺さるオリジナル品は凸凹に強く、コンディション悪いフィールドでも安定感抜群です。
普段お店の展示でしか製品を目にする機会がなく、なかなかG-Stoveの弱点が見えませんが、火の回りのギアを知り尽くしているiLbfさんだからできるデメリットの説明、それをカバーできるカスタムパーツの提案、まさにいたせりつくせりです。
オリジナルの延長脚は大量生産品ではないため、少々値が張るのがネックです。
接地面は空洞のままですので、別途直径22mmキャップを購入しました。キャップを付けないと、土地などの汚れがパイプの中に入ってしまいます。
メッシュテントプロテクター (50cm)
テントの保護のため、煙突とテントの間にスペースを作り出すプロテクターは必須です。
最新モデルは軽量化が計られており、メッシュ状になっています。
サイズは長さ50cmとと36.5cmの2種類があり、上下3本ずつのネジで煙突に固定できます。
外側に自作のレザーを巻き出来上がりです。
スパークアレスター (火の粉止め)
薪ストーブは煙突から火の粉が出ることがしばしばあり、稀に大きいモノが飛び出すことがあり、特にポリエステルやナイロン素材テントにとっては脅威でしかありません。
オリジナルの煙突は火の粉が舞い放題の構造となっています。
スパークアレスターは細かい網目状の煙突となっており、火の粉がぶつかり舞いにくくするオプションアイテムです。
網目が形状は火の粉が舞うのを未然に防ぐことができますが、反面タールで目詰まりリスクがあり、定期的なメンテナンスが大事になります。
3か所ガイラインで固定するためのループもついており、煙突を高く積み上げたり、風がある時に固定するのが吉です。
収納ボックス (GORDON MILLER)
巷ではトラスコのトランクカーゴ50Lがオプション含めピッタリ収納できるとのレビューがありますが、少し味気がないです。
管理人はゴードンミラーのトランクカーゴ50を見つけ、当然トラスコの50L同様ピッタリ収納が可能。
ゴードンミラーはあのオートバックスが提案するガレージユースやカーライフを前提とした機能的なデザインのブランドになります。
- 商品名:ゴードンミラー トランクカーゴ 50
- サイズ:約W60 × H35.7 × D39cm
- 容量:約50L
- 重量:約2,670g
- 材質:ポリプロピレン
- フタ天面耐荷重:100kg
- 最大積み重ね段数:3段
- 原産国:日本
- 価格:3,188円 (税込)
収納内容
- G-Stove Heat View XL本体
- 煙突5本
- ダンパー付き煙突
- スパークアレスター
- メッシュテントプロテクター (50cm)
- iLbfオリジナル延長脚
- 火格子 (ロストル)
- 灰落とし用スクレーパー
グランマーコッパーケトル
冬のキャンプで常にお湯を沸かしてあると、洗い物、加湿、料理、湯たんぽなどに使えて大変便利になります。
管理人はファイヤーサイドの風合いたっぷりグランマーコッパ―ケトルを愛用しており、常に約2Lのお湯を沸かしながらキャンプしています。
ファン
通常暖められた空気はテントの上部にたまります。均一幕内の空間を温めるには、ファンでかき混ぜるのが理想的。
ファイヤーサイドのエコファンは熱せられたストーブに置くだけで、「ゼーベック効果」にり自家発電し、効率よく暖房効率を上げられます。
ストーブ専用のエコファンは趣があって好きですが、クレイモアのようなバッテリ駆動のファンでも全く問題なく空気の拡散ができます。
薪ストーブ用温度計
ファイヤーサイドのストーブサーモメーターのような薪ストーブ専用マグネット式温度計を使用することをおすすめいたします。
一般的に、薪ストーブの適正な表面温度は200~300度と言われており、温度計は常にストーブの温度を表示くれるため、薪をくべるタイミングやダンパー開閉時の目安、オーバーヒートの予防、調理時の温度管理などに必要不可欠です。
- 計測可能温度:0℃〜500℃
- サイズ:直径63mm
- 重量:40g
- 材質:鉄、ホーロー
- 原産国:アメリカ
そこまで正確ではないが、アウトドア用としては十分なスペックです。
温度計にマグネットがついてますが、G-Stoveはステンレス製のため、くっくつことはなく上部に置くイメージになります。
一酸化炭素警報器
火器類を使用する場合は、保険として「一酸化炭素警報器」の導入を強くお勧めします。
数千円で命が守られると考えると安いリスクヘッジかと思います。
できれば異なるメーカーで複数個の導入が理想です。
一酸化炭素中毒対策にやりすぎることはなく、いついかなる時も過信は禁物です。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
薪ストーブは冬キャンプの快適さを劇的に向上させてくれます。
燃焼効率が良く、料理もできる万能性もさながら、おしゃれなデザインが大変気に入っております。
薪ストーブには興味はあるものの、一歩踏み出せない方の背中を押せたら幸いです。
G-Stoveの良い点も悪い点も認識して、納得できる買い物ができるお手伝いができると嬉しいです。