GOAL ZEROに次ぐマストLEDライトLedlenser ML4のご紹介をさせていただきます。
Ledlenserとは
すでに一部のキャンパーの間で話題になっている「Ledlenser ML4」を売り切れ直前で入手しましたので、レビューしていきたいと思います。
Ledlenserの歴史
世界最初のレッドレンザーは、ドイツ・ゾーリンゲンのガレージで誕生しました。1993年、双子の兄弟ライナーとハラルド・オポルカは、Ledlenser社(ツヴァイブリューダー・オプトエレクトロニクス社)を設立。創業当時、兄弟の手元にあったのはアタリ社製の古いコンピューター、工具セット、スケッチブック、そしてわずか1,000マルク(当時の日本円で約7万円)の資金のみでした。決して裕福ではありませんでしたが、湧き上がるアイデアを形にして大成功することを夢みて、寝る間も惜しんで懐中電灯作りに励みました。
出典:Ledlenser
Ledlenserも創業当時はガレージブランドだったんです。
日本ではレッドレンザージャパン株式会社が販売を行っています。
専門家も認めていた逸品
これまで大小様々な賞や200を超える表彰を獲得し、100以上の特許を取得しています。
購入品紹介
- 本体重量:71g (電池含め)
- 本体サイズ:Φ29mm × 97mm
- バッテリー:専用充電池 (イットリオン電池)
- 光量:最大300ルーメン (LED色)
- 連続使用時間:Max 45時間
- 付属品:専用充電池、USBケーブル
- メーカー保証:最大7年
- 生産国:中国
- 購入価格:4,950 (税込み)
保証
5年間(オンライン登録の場合は7年)のメーカー保証がついており、保証期間内に不具合が発生した場合、製品の修理または交換を無償で受けることが可能。
保証範囲外に該当する場合でも有償でサービスを受けることができます。
修理相談窓口
レッドレンザージャパン株式会社
カスタマーサービス
〒130-0002 東京都墨田区業平4-9-3 押上駅前ビル5F
TEL.03-5637-7872
【受付時間】10:00〜17:00(土日祝日・弊社休日を除く)
FAX.03-5809-7264【24時間受付】
【2021年9月10日追記】暖色の「Warm」を追加購入しました。
基本的な外観やスペックは「LED色」と同じだが、温かみのあるカラーがお気に入りです。
秀逸点7つ
① コンパクト
GOAL ZEROと同じく、コンパクトなサイズと軽量さが購入基準の一つでした。
② 充電&市販電池両方対応
付属電池はイットリオン電池を採用。
イットリオン電池は、主に電気自動車で活用されていた電池技術を、フラッシュライトに応用したものです。ニッケル水素電池よりはるかに軽量で、リチウムイオン電池の約5倍のスピードで充電することが可能。3,000回以上の充電サイクルを持ち、「メモリー効果」による容量損失さえも防ぐ、ハイクオリティ充電地です。
出典:Ledlenser
感心するのは、なんと市販の単3電池も使用可能というところです。
市販単3電池使用の場合、一部機能が制限されます。あくまで応急での使用が前提となります。
専用充電池も単品での購入が可能ですので、寿命が来たら買い替えれば、LEDランタン自体を長く使用することが可能でかなりエコです。
この辺の環境に考慮した設計思想からヨーロッパのエコへの意識の高さを感じることができ、好感が持てます。
③ 防水規格IP66対応
「IP○○(International Protection)」は、2003年に国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)で改定され、スマホをはじめとする精密機器防水・防塵規格となります。
第一数字記号IP66の6のは「粉塵の侵入が完全に防護」に対応。
第二数字記号IP66の6のは「あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)」に対応。
IP66は最高等級の防塵効果お持ち、水中で使用できるほどの防水効果はないが、全方位から水をかけられても問題ないので、キャンプで使用するには十分すぎるタフさです。
④ ぶら下げが可能
カラビナフック付きで、EDGE STANDのランタンハンガーにはもちろん、
軽量ゆえに、カラビナを付け、ベルトループやキャンプベストにぶら下げての移動が可能。フラッシュライト程の照明距離はないが、自分の足元周辺は十分視認できますし、何より両手が空くのはかなり大きい。
GOAL ZEROと異なるのは、ランタン自体にカラビナがついてるところです。別に市販のカラビナを調達しなくても、どこにでも引っ掛けられます。
⑤ 光量 (照射)モードが豊富
Low Power (5ルーメン):電池が長持ちするローモード。ま眩しくないので、読書や手元作業に最適
Mid Power (50ルーメン):ほどよい明かりであらゆるシーンに対応
Power (150ルーメン):高出力で明るく点灯
Boost (300ルーメン):短時間に最大出力を発揮するブーストモード
Blink:一定間隔でライトが自動的に点滅
LEDライトには珍しい赤色の点灯も可能。
「マイクロプリズムリフレクター」というまぶしさを軽減してくれる技術で、横や上から目視した時にまぶしく感じにくくなります。
最近は「Ledlenser ML4 Warm」という暖色系のラインナップが追加されました。
光量は同じですので、好みのタイプが選べるのはGood!
⑥ マグネット式充電
充電コネクタはマグネットで接続できる設計となってます。
直感的な接続が可能ですので、一般的なマイクロUSBよりも簡単に接続が可能。
防塵・防水対策の一環としての企業努力を感じます。
耐久性はまだ未知数ですが、個人的には既存充電インタフェースの中で一番好きです。
⑦ 電池残量確認機能
メーカーでは「エナジーマネジメント」というかっこいい名前がついてますが、要は電池の残量をスマートに表示してくれます。
Low Battery Warning:電池容量が少なくなると、ライトが点滅してお知らせするローバッテリーアラーム
Charge Indicator:充電インジケーター
Battery Indicator:電池残量インジケーター
残念な点
入手困難
これといった弱点がなく、本当に良くできたLEDランタンだと思います。
点灯時間とフラッシュライト以外は、GOAL ZEROより上と私は評価しております。
そのためか、すでにAmazone、楽天など大手通販サイトでは売り切れており、メーカーHPも入荷待ちな状況でございます。
専用充電コネクタ
前述通り、充電マグネットが独自仕様のため、充電の際には専用ケーブルが必要です。
専用ケーブルを失くすと再購入以外充電する方法はありません。
その辺の汎用性は、USBコネクタ一体型のビーコンライトやGOAL ZEROの方が上です。
オプション・アクセサリー
ML4専用電池「500985」
チャージセット
ピラミッドグローブ ML4
Ballisticsとのコラボで有名な「Lockfield Equipment」からML4専用のオリジナルホヤブローブがリリースされています。
名前の通り、このピラミッドのような三角の突起のデザイン性が高く、Ledlenser ML4を丸みのあるシルエットとから、存在感抜群なミニランタンに昇華させています。
まとめ
小型のLEDライトはいくつあっても困らないので、GOAL ZEROとバランス良く所有したいものです。