海鮮料理の定番ともいえる「アクアパッツァ」は、魚一匹丸ごとを使用した豪快なイタリアの郷土料理です。
魚介の旨みはもちろん、その彩りの良さもキャンプとの相性が抜群で「映え」間違いなしの料理です。
今回はキャンプらしく焚き火で調理します。
調理動画もございます。
アクアパッツァとは
「アクアパッツァ」とは、魚介類が豊富な南イタリアの漁師料理が発祥と言われているイタリアの郷土料理。日本の「なめろう」や「石狩鍋」に近いルーツを持っています。
「アクア」は「水」、「パッツァ」は「暴れる」という意味があり、漁船の上で作る鍋の中に入った魚が船の激しく揺れる様を表現した料理名です。
素材、調味料、調理方法がシンプルのが特徴で、魚介類本来の旨みが楽しめる料理です。
レシピ
- 鯛:1匹 (25cm) ※白身魚であればなんでもOK
- ハマグリ:300g ※あさりでもOK
- ズッキーニ:1本
- ミニトマト:8個
- ニンニク:3かけ
- オリーブ:少々 ※缶詰めでもOK
- ケイパー:少々
- パセリ:少々
- アンチョビー:少々 ※チューブでもOK
- 白ワイン:大さじ3 ※料理用のものでOK
- ディル:少々
- オリーブオイル:大さじ5
- アンチョビ:大さじ1
- レッドペッパー:少々
- ほりにし (塩コショウ):少々
下ごしらえ
鯛はウロコと内蔵をきれいにとり、魔法のアウトドア調味料「ほりにし」で下味をつけます。
ニンニク、ズッキーニ、オリーブなどを適切な大きさにカットします。
パセリも細かくみじん切りします。
調理道具
鍋はスノーピークの「和鉄ダッチオーブン 26」のスキレットを使用します。
焚火台は燃焼効率抜群のasimocraftsの「takibi_no_asi」を使用。
五徳はMMFの「derutas」を使用しています。
「derutas」は安定感抜群で、重いダッチオーブンでも安心して調理できます。
調理手順
① オリーブオイルを温める
スキレットを中火で加熱し、オリーブオイルを入れ温めます。
② 魚に焼き色を付ける
鯛を投入し、両面をしっかり焼き色がつくまで焼き、スライスしたニンニクを入れます。
③ 残り食材の投入
ズッキーニ、ハマグリ、ミニトマトを入れ魚が崩れないよう軽く炒めます。
コクを出すため、アンチョビを入れます。
④ 白ワインを投入
鯛の高さの半分程度までに白ワインを入れ、蓋をして蒸し焼きにします。
ダッチオーブン重い蓋が高い密封性を実現し、通常入れる「水」を必要とせず、白ワインと野菜の水分もみで調理できます。
加圧状態を作り出し、魚介のうまみを全て閉じ込め、家庭でば出せない「濃厚さ」を味わうことができます。
⑤ 風味付け
沸騰してきたら、ケイパー・オリーブを投入し風味と色味をプラスしていきます。
煮汁を魚にかけながらすべての食材に火が通るまで中火で煮込みます
⑥ 仕上げ
味見をし、必要に応じて「ほりにし」で味を整えます。
最後にレッドペッパーとパセリを散らして完成です。
付け合わせ
付け合わせに「ガーリックトースト」も作っておきます。
バケットはやや厚めの1cmにカットして、五徳で両面焼き色がつくまで焼きます。
アクアパッツァで余った、ニンニクとパセリをみじん切りにし、パターと香りがでるまで煮込みます。
焼けたパケットに「ニンニクパターソース」を塗ったら出来上がりです。
カリカリの食感と食欲そそられるニンニクの香りで何個でも食べれちゃいます。
まとめ
キャンプで味わう魚介の旨みが凝縮した「アクアパッツァ」はまさに絶品です。
焚き火料理になれてない方はガスコンロなどで調理され方が無難です。
残ってしまっても、翌日のパスタにできますので、最後まで美味しくいただけます。
彩りも鮮やかで、見てて楽しい、食べておいしい、誰にでも作れる料理ですので、是非キャンプでもチャレンジしてみてください。